生理前 おなら

生理前になると、おならやゲップがいつもより多く出ることありませんか。

原因は、お腹の中に溜まったガスです。

溜まったガスは通常、呼吸やおなら、ゲップで排出されますが、緊張やストレス、便秘によっておならやゲップの回数が増えることがあるそうです。

腸内にある善玉菌は、腸内の環境を整えてくれる一方、悪玉菌はタンパク質を分解し、アンモニア・硫化水素・インドールなどのニオイの強いガスを発生させます。

善玉菌が減り、悪玉菌が増殖することで、おならの臭いも臭くなるわけです。

生理前の便秘や、ストレスが腸内の環境を悪くし、悪玉菌が増殖することで臭いを伴うおならや、ゲップが増えるのです。

このような現象を改善するには、善玉菌の「乳酸菌」を十分に摂取することが大切です。

乳酸菌には、腸内に増えた悪玉菌を減少させ、善玉菌を増やすことで腸内バランスを整える働きがあります。

ヨーグルトや味噌、納豆や醤油など普段の生活から乳酸菌を摂取することができますが、胃酸に弱い成分のため、なかなか腸まで届きません。

生きて腸まで届いた乳酸菌は、腸内の善玉菌が増えるのを促す一方で、悪玉菌を退治してくれます。

悪玉菌が増加することによって起こる、便秘や下痢などの慢性症状を改善したり、免疫力を高める働きもあります。

また、免疫力が高まることで、ウイルス性の感染症や癌などの病気に負けない体を作ってくれる働きもあります。

腸まで届かなかった乳酸菌も、退治された悪玉菌を吸着して外へと排出するのに役立ちます。

最近の研究では、乳酸菌には虫歯予防や花粉症などのアレルギーを抑えるはたらきがあることもわかってきています。

さらに、乳酸菌がつくる「乳酸」は、カルシウムの吸収を促してくるため、骨も丈夫になるのです。

このように、乳酸菌は体に必要な成分なだけでなく、色々な症状をサポートしてくれる成分です。

普段から注意して乳酸菌を摂取するほか、腸まで届く乳酸菌サプリなどを摂取することも腸内環境改善の近道となります。